2018.12.14-24 個展「情感」

個展「情感」キービジュアル


日常の何気ない風景の中にも終わりと始まりがあり、常に変化し続けています。私はそんな日常の中の一瞬をかけがけのないものと考え、感情の赴くままにシャッターを切ってきました。今回、初めての個展開催に際し、写真家として自分がどのような時にシャッターを切りたくなるのか、自分らしさとは何なのかを今一度見つめ直し、私なりの「情感」を表現している作品を計40点展示いたしました。作品のほとんどは石川県内の身近にある場所で撮影したものです。身近にこんなにも多くの情景あふれる風景があるということも感じていただけたら。

箱:BOX+景色:SCAPE=”BOX SCAPE”

箱には中のものを大切に守ったり、大切なものを”永くしまう” という役割があります。一方で写真は”一瞬”を捉えるもの。互いに相容れないもののようですが、写真で捉えた一瞬を箱に収めることで、宝箱のように大切にしたくなる作品として表現できるのではないか。かつ、箱と組み合わせることで作品をもっと身近な存在にできるのではないか。 そのような思いを造語”BOX SCAPE”として制作し、今回の個展で新たな額装の形として(トライアルの意味も含めて)使用いたしました。 写真そのものに加えて、写真と箱のコントラストや、蓋を開ける瞬間のワクワクもお楽しみいただけたと思っています。

2018.12.14-24
会場:ギャラリーしらいと

投稿者プロフィール

迎崇
迎崇photographer
1975年 石川県羽咋市生まれ、金沢市在住。
小学生の頃、祖父の影響で写真を撮りはじめる。大学卒業後、IT系企業にて顧客を担当マネージャーとして尽力していたが、写真への思いを捨てきれず2017年から写真家としての活動を開始。日常の中にある一瞬を心象的に表現する創作活動を進めている。商業写真の分野では住宅や商業施設などの建築写真撮影を中心に活動しており、撮影実績は1,000棟以上。雑誌、業界紙での掲載多数。
撮影ツアーの企画開催、ワークショップ講師としても活動中。